Vectorworksデータが消えた、破損した、間違って上書きした時の為に「自動保存」によるバックアップが便利。

Vectorworksデータが消えた、破損した、間違って上書きした時の為に「自動保存」によるバックアップが便利。

本日も記事をお読み頂きありがとうございます。ネイビー(@neibiiii)です。Twitterでも投稿したのですが、つい先日、Vectorworksの図面データが破損してしまい、作図データが使い物にならなくなりました。図面は3時間かけて作図していたので、「データが破損しています・・」の表示を見て愕然。「もう帰りたいと・・」とパソコンに向かって呟いていました。

ただ、少し救いがあって自動保存によるバックアップが残ってました。3時間とはいかなったのですが、それでも2時間分の作業データが保存されてあったので大分救われました。

データだと、消えたり、破損したり、誤って上書き保存したりと色々と問題が起きますが、バックアップは今回のような状況で非常には役立つ機能です。設定は凄く簡単なことなのでご紹介したいと思います。

Vectorworksは2018年度版を使用しています。





「自動保存」によるバックアッップ

ファイル→環境設定を開きます。タブ部分の自動保存を選択すると、このような自動保存の設定画面を開くことができます。

自動保存設定にチェックを入れ、その横の項目で保存するタイミングを入力・選択します。個人的にはこの「15分毎」という時間が早すぎず遅すぎずで良いかなと思い、設定しています。

また、分毎のところを操作回数に変更することもできます。好きな操作回数分作業したら自動保存がされるというものです。どちらが良いかは、使い比べてみると良いかなと思います。

確認ダイアログ表示にチェックを加えると、上記の表示が15分置きに表示されます。作図中に毎回出て来るので結構鬱陶しく感じるのですが、上書きしたくない状況もあったりするので、僕はチェックを入れています。

他、保存先や方法については、特に拘るところはないので使いやすい設定で良いと思います。

自動保存されるとVW Backupというフォルダが自動生成され、下記のようなバックアップデータが作成されます。

バックアップデータは、15分毎に保存ボタンを押す度に同じデータに上書きをされていきます。

と、簡単では御座いますが、Vectorworksによる自動保存のご紹介をさせて頂きました。データを間違ってゴミ箱に捨ててしまい、さらにゴミ箱もちょうど空にしてしまい、データが完全に無くなったなんて経験がある方も多いと思います。そんな時に大活躍する機能ですので、これを機に設定のチェックをしてみては如何でしょうか。