内装設計デザイナーとして、およそ10年が経ちました。
初めて就職した設計会社で、CADやデザインソフトを本格的に使い始め、今ではVectorworksやIllustrator、Photoshopは設計の仕事をしていく上で欠かせないものになりました。
日々、色々な最新ソフトが出でいますが、よく気になるのが、他人がどんな設計ソフト、設計に役立つソフトを使っているかです。
仕事をより効率的にしたいという思いから、時々、会社の同僚や設計会社の友人に「どんなソフト使っている？」と聞いたりして、良いのがあれば使うようにしています。
ということで、僕も自分が良く使う設計ソフト、設計に役立つソフトについて、今回は皆さんに「内装設計デザイナーの僕が使うPCソフト7つ」ご紹介したいと思います。
この記事の目次
① Vectorworks
内装設計デザイナー必須のソフト。他のCADソフトよりも色彩や素材感の表現に優れていて、デザインの表現をしやすいソフトです。仕事の一日の大半はこのソフトを使っています。
バージョンについては、2018年度 Vectorworks Fundamental ネットワーク版を会社が契約しています。
これまでの会社で2010、2014、2016、2018と使ってきましたが、年々3Dパースの機能が良くなっており、影の感じや空気感などフォトリアルな感じでパースが作れるようになりました。
ただ、作図機能の方は文字の打ち込みや、線を引く際の反映速度が遅くなり、かなり残念な感じになりました。これはQuicktimeがなくなった影響によるもののようなのですが、これにより作図スピードも遅くなってしまったので、ここは今後改善して貰いたいポイントです。
② Illustrator
ロゴサインやグラフィックを作る際に必要となるソフト。2020年 llustratorを会社で契約しています。Illustratorでサインデータを作成し、DXF化したデータをVectorworksに取り込んで図面に落とし込んだり、制作ロゴをIllustratorで作成するのに使っています。
IllustratorのサインデータをVectorworksに取り込む記事について、こちらに纏めておりますので、ご覧になってみてください。
【簡単】Illustratorで作ったロゴデザインをVectorworksで取り込む方法
③ Photoshop
3Dパースの微調整で主に使うソフト。2020年 Photoshopを会社で契約しています。明るさ等のレタッチや人物入れなど微調整を行うのに使っています。
④ CubePDF Utility
PDF の結合や抽出・分割、ページ順序の変更といったページ編集をできる無料ソフトです。
案件によっては1物件50ページ以上もの図面を書く事もありますが、CubePDF Utilityでは、取り込んだ図面を一覧で表示してくれるので、図面の差し替えやページの順番を入れ替えたりするのが凄く便利です。
⑤ Snipping Tool
Windows標準アプリで、画面を簡単にキャプチャできるツールです。設計の仕事では、写真を切り抜いて参考写真として図面にプロットしたり、図面内の情報をささっと伝えるのに必要箇所だけを抜き出して伝えたいときに役立つソフトです。
⑥ Ralpha Image Resizer
JPG、PNG、GIFなどの画像ファイルを一括リサイズできる無料ソフトです。
幅、高さ、比率、長辺・短辺基準など、リサイズしたい方法を選択して、複数のファイルをまとめてリサイズが可能です。
画像のファイル名もリサイズと合わせて一括で変えることもできます。毎回使うわけではないのですが、これもあると便利な機能です。
⑦ Microsoft Office関連
それほど使用頻度は高くないですが、Word・Excel・PowerPointも使うことがあります。打合せの議事録資料や確認資料としてWord・Excelを使い、お客様へのプレゼンにはPowerPointで企画書を作ったりしています。
まとめ
以上、僕が設計の仕事で良く使うソフト7つでした。主にVectorworksが必須にはなるのですが、それ以外にもIllustrator、Photoshop等もちょくちょく使っています。結構意外と便利なのがCubePDF UtilityというPDFの編集ソフト。以外と知らない人が多いのですが、使い易くて6年前からずっと使い続けています。何より無料なのが嬉しいところ。
少しでも設計デザインを目指している人の参考になればと思います。
また、皆さんはどんなソフトを利用しているのか、是非Twitterなどで教えていただけると嬉しいです。