本日もNavynotEをお読み頂き、ありがとうございます。NavY(@neibiiii)です。
前回、「Vecterworksの木ねじツールの使い方」についてご紹介致しましたが、今回もねじ繋がりで「タッピンねじツール」について簡単にご紹介したいと思います。
壁ツールと併用した使い方もできるようなのですが、僕は壁ツール自体を使わないので、今回は使わずに簡単に図として使う方法をご紹介。
※こちらの記事では、Vectorworks2018年度版を使用しています。
※Vectorworks2018の場合、タッピンねじツールを使うにはArchitect版が必要となります。
この記事の目次
Vectorworksのタッピンねじツールの使い方
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/e0bcd899a854d94ab5b84fcd120dae8b.jpg)
「ツールセット」→「詳細」→「タッピンねじ」を選択します。
※「詳細」は鉄骨のアイコンです。
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/c78398130d16e8e59df5769741e9a46e.jpg)
「タッピンねじ設定」のアイコンをクリックします。
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/58e4fc6e514bff1e1dac55316b682039.jpg)
「生成」というダイアログが表示されます。ここで形状や長さなどを設定することができます。
【 作図の向き 】
タッピンねじをどのアングルで表示するか選ぶ項目です。
正面から見る、横から見る、頭から見る、下から見るの4つから選ぶことができます。僕は正面と頭から見るの2つを使っています。
【 種類 】
インチかメートルかを選びます。
【 頭のタイプ 】
ネジの頭の形状を選ぶ項目です。
皿、丸皿、トラス、なべ、六角、六角フランジの6つから選ぶことができます。
【 頭の穴の形 】
すりわり、十字穴、四角穴の3つから選ぶことができます。
【 止めねじ先のタイプ 】
A形、AB形、B形の3つから選ぶことができます。
【 呼び径 】
ビスの呼び径を選びます。
【 呼び長さ 】
任意で呼び長さを入力します。
【 ねじ山を表示 】
ねじ山を表示するか選ぶことができます。
【中心線を表示】
木ねじのセンターに中心線を表示するか選ぶことができます。寸法線を引く場合には分かり易いので、僕は表示するようにしています。
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/10032f8650d26942d2825c95bc473f36.jpg)
画面に一度クリックすると木ねじのシルエットが表示され、もう一度クリックすることでその位置に図示されます。
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/54d53474f98f65e4477245ba198b898c.jpg)
ビスを傾けたい場合は一度目のクリック時にカーソルを傾けると角度を変えることができます。
3Dでの表現も可能
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/422685be8ae8f8804752c62477742638.jpg)
「タッピンねじ」は3Dでの作図も可能です。「タッピンねじ」の文字を長押しで「タッピンねじ-3D」という項目が現れるので、選択して作図することで3D表示ができるようになります。
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/95EC2AE8-2F43-45CF-B050-6F8EF17B01EA.jpeg)
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/5DCAFAC6-CEE3-4A6C-8F2E-7316159746C4.jpeg)
このような感じで3Dタッピンねじを表現出来ます。組立手順等の説明する際のアイソメ図に用いたりしています。
まとめ
![](https://designers-log.com/wp-content/uploads/2021/03/7ec778b7a4dd499ec9f4718b9137b043-1.jpg)
というわけで、タッピンねじのツールについて、簡単にご紹介をさせて頂きました。前回ご紹介した「Vecterworksの木ねじツールの使い方」とほとんど似た内容となりましたが、僕は金物の詳細を書く方が多いので、こちらのツールの方が使用頻度が高いなと思っています。
とても簡単にできるので、気になった人は使ってみては如何でしょうか。