設計者なら惚れる。木製の「R定規」

2021.7.10
設計者なら惚れる。木製の「R定規」

本日もNavynotEをお読み頂き、ありがとうございます。NavY(@neibiiii)です。

内装の仕事をしているとテーブル天板や棚板、造作物の角の処理が気になってきます。この天板の角は何Rくらいにしよう、当たっても痛くないRにするべき、だけど、あまり丸みはつけたくないな、、等と色々考えてしまいます。

今回はそんな角Rを考える時に便利なものを見つけたので、その商品をご紹介したいと思います。





R定規

テーブル工房kikiというところで販売されている「R定規」というものを購入しました。家具デザイナーの村澤一晃さんがデザインされたもので、価格は2400円程でした。

ネットで見つけた瞬間に「こんなのが欲しかった!」と金額は気にせず即ポチっていました。

角Rの感じを見るのに使ったり、実物のテーブルに定規を当ててRの数値を確認できたりする定規。

T字型の木板の出隅と入隅のところにRが取られているので、色んな視点で角Rを確認することができます。

木製定規なのでとても軽く、ワイヤーリングで持ち運びするのも楽。

6枚の角Rの板

6枚の角Rが取られたT字型の木板と、一番手前にI型の木板がついています。

T字型の木板1枚に対し2つの角Rが取られています。面白いのは木の素材も一枚ごとに違うので、素材選びにも使えるという点。木の色味もグラデーションになっていてとても可愛いんですよね。

こういう機能的なデザインを見ると惚れてしまいます。

■木板と角Rの種類
一番手前のプレート(カリン)
1枚目:1R/1.5R(メープル)
2枚目:2R/3R (クリ)
3枚目:4R/5R (ケヤキ)
4枚目:6R/7R (サクラ)
5枚目:8R/9R (チーク)
6枚目:10R/12R(ウォールナット)

一番手前のプレート(カリン)にはMURASAWADESIGNのロゴが刻まれています。

R定規の1枚目:1R/1.5R(メープル)

暫くカバンに入れる機会が多かったので、メープルは端の方が少し黒ずんでしまいました。色も薄いのでちょっと汚れやすいという点があります。

2枚目:2R/3R (クリ)

個人的に木の素材だとクリが好きです。木目の雰囲気も程よくて色んな空間に合わせ易い気がします。

3枚目:4R/5R (ケヤキ)

4枚目:6R/7R (サクラ)

5枚目:8R/9R (チーク)

6枚目:10R/12R(ウォールナット)

ずらりと6枚の画像を並べましたが、ほんと置物としても使いたくなるデザインです。

板を見ながら角Rを考える

角Rを考える時など、見ながら考えるとイメージも分かり易く、早く決められそうです。

テーブルの角Rを測る

R定規のT型の内側をテーブルの角に合わせると角Rを測ることができます。角Rを伝える手段としてもとても便利だと思います。

ワイヤーで取り外しも自由に

ワイヤーリングについている金具を回すとワイヤーが外れます。

金具はネジ式で取れにくくなっているので安心できる感じ。

リュックに付けたり

僕の持っているCote&Ciel のリュックにつけてみました。このリュックは内側にもファスナーの小ポケットがあるので、引き手にワイヤーを通しみました。頻繁に家具の打合せがあるときはこんな持ち運びも良さそう。

身に付けたり

腰ベルトの輪っかにつけたり。凄くプロフェッショナルな感じに見えそうな気も…。

これを買ってからは角Rを決まるのが早くなった気がします。気になった方はぜひチェックしてみてください。

テーブル工房kiki