Vectorworksで「PDFの取り出し」が使えない、項目が無いときは、仮想プリンター「CubePDF」を使うとPDF取り出しができます。

2021.4.7
Vectorworksで「PDFの取り出し」が使えない、項目が無いときは、仮想プリンター「CubePDF」を使うとPDF取り出しができます。

本日もNavynotEをお読み頂き、ありがとうございます。NavY(@neibiiii)です。
Vectorworksの図面をPDFで取り出しをしたいけど、「PDFの取り出し」を押しても使えなかったり、そもそも項目がなかったりすることがあります。

これはVectorworksの古いバージョンのFundamentalsにあることで、PDF取り出しの機能が備わっていないというところにあります。

ただ、PDFというのは、図面を描いて纏めていく上で欠かせないものです。なので、そんなときにPDFの取り出しができるようになる仮想プリンター「CubePDF」を使った方法をご紹介したいと思います。

※こちらの記事では、Vectorworks2018年度版を使用しています。





Vectorworksで「仮想プリンターCubePDF」を使ってPDFを取り出す

CubePDFのウェブサイトからソフトをダウンロードし、インストールします。

PDF 変換・作成ソフト CubePDF

CubePDF は無料の PDF 変換・作成フリーソフトです。 プリンターで印刷するのと同じ操作で、印刷可能なあらゆるファイルを PDF, PNG, JPEG …
www.cube-soft.jp

インストールが完了したらVectorworksでCubePDFを使ってきます。

まずVectorworksを開き、「メニューバー」→「ファイル」→「プリント」をクリックし、「印刷」のダイアログを表示させます。

プリンタ名のドロップダウンリストより「CubePDF」を選択し、各種設定をしたら「OK」をクリックします。

数秒後に画面上にCubePDFのダイアログが表示されます。保存先等を設定したら「変換」のボタンをクリック。これでPDFができます。

まとめ

Vectorworksに備わっている「PDF取り出し」より、変換されるのが若干遅いと感じますが、問題なくPDFを作ることができます。

今回は「CubePDF」という仮想プリンターを用いたやり方をご紹介しましたが、他の仮想プリンタでもできますので、使いやすいものを使って頂ければと思います。

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