Vectorwoksのハッチング小技

2019.8.3
Vectorwoksのハッチング小技

ベクターワークス(設計CADソフト)のハッチングの小技をご紹介を致します。
ハッチングとは、図形に斜線やタイルの模様をつけることができるツールの事です。
ただ、設定が難しく、細かい調整がしづらいです。
そこで、多少細かい調整が可能な方法を掲載します。

※こちらの記事では、Vectorworks2018年度版 Windows用を使用しています。





ハッチングの利点

Vectorworksには、様々なツールが増えています。
そもそも、ハッチングを使用する利点とは。

利点

一番、大きいのはやはり、データが軽く済む事だと思います。
イメージやタイル機能に比べると、圧倒的です。
また、他のデータに取り出す時に、図形が抜け落ちたりが無いです。

ハッチングの線化

最初にも書きましたが、ハッチングは細かい調整が難しいです。
そこで、ハッチングの柄を線分にする事で、調整し易くする方法です。

まず、ハッチングを入れる図形を選択します。
ここでは、四角形に入れるので、下の図形のように選択します。

次に、上のメニューから、加工→ハッチングの順に選択します。



そうすると、下の画像のようなメニューが表示されます。
図形に入れたい、ハッチングを選択し、OKをクリックします。
今回は、デフォルトの斜線を選びます。

始点を決めて、角度を決めます。
この角度によって、作成される線の縦、横が決まります。
選択した図形の範囲で作ってくれるので、終点までの距離は関係ありません。

下の画像のように、作る事ができました。
できた線は、画像のようにグループ化されています。
本来は、図形内で作られるのですが、
わかり易くするため、あえてずらしています。

今後もvectorworksの作業の効率化に関する情報や、
小ネタも書いていく予定です。
参考になったと思った方は、是非コメントを残して頂けると励みになります。
ヨロシクお願いします。

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