Vectorworks 変形ツールの使い方:図形の角や辺を変形させる方法

2023.11.23
Vectorworks 変形ツールの使い方:図形の角や辺を変形させる方法

本日もNavynotEをお読み頂き、ありがとうございます。NavY(@neibiiii)です。

今回はVectorworksで図形の角を変形させる際によく使う変形ツールの使い方についてご紹介致します。

※こちらの記事ではVectorworks Fundamentals 2022年度版 Windows用を使用して記事を書いてます。





変形ツールの使い方

変形ツールを使う場合、以下の2つの方法を使って変形させます。

①頂点・辺をクリックして変形させる

②頂点・辺を囲って変形させる

それぞれの操作手順について、詳しく説明していきます。

①頂点・辺をクリックして変形させる

選択した頂点・辺だけを変形することができます。

❶まずは図形をダブルクリックします。

操作手順を動画で見たい方はこちらをクリック


ダブルクリックすると、基本パレットの選択が「変形ツール」に切り替わります。

❷次にツールバーから「頂点移動モード」を選択します。


❸図形の角(頂点)をクリックします。


❹変形したい位置にカーソルを動かして、もう一度クリックします。


これで図形の角だけを変形することができます。

動画で操作手順を確認する

こちらの動画で一連の流れを確認できます。

②頂点を囲って変形させる

図形の頂点や辺を囲い、囲われた範囲だけを変形することができます。

❶まずは図形をダブルクリックします。

操作手順を動画で見たい方はこちらをクリック


ダブルクリックすると、基本パレットの選択が「変形ツール」に切り替わります。

❷次にツールバーから「頂点移動モード」を選択します。

❸「矩形モード」を選択します。


❹変形させたい頂点・辺をドラッグで囲います。


カーソルを図形に合わせると変形対象となる箇所が赤くなります。

❺頂点をクリックします。


❻カーソルを動かして、クリックします。

変形予測位置が点線で表示されます。


これで変形が完了します。

動画で操作手順を確認する

こちらの動画でも操作手順を確認できます。

モードの種類

モードの設定で形状変形する際の方法を変えたり、頂点を追加、削除したり、選択範囲の形状を変えることができます。

各モードの違いについて解説していきます。

形状変形のモードによる違い

上の動画では、形状を変形する際の異なるモードを使用した場合の違いを解説しています。

  • 頂点移動モード:図形の頂点・辺を選択して変形するモード

  • 辺の平行移動モード:図形の形状を平行に保ちつつ変形できるモード

  • 面積保持で辺移動モード:面積を変えずに図形変形できるモード

  • 頂点変更モード:図形の頂点を各オプションモードを使って“変形”できるモード

  • 頂点追加モード:図形の頂点を各オプションモードを使って“追加”できるモード

  • 頂点削除モード:図形の頂点を削除できるモード

  • 辺の表示/非表示モード:図形の辺を非表示にできるモード

囲う範囲の形を変える

上の動画では、囲う範囲を変更した場合の違いを解説しています。

範囲には矩形モード、なげなわモード、多角形モードの3つのモードがあります。基本は矩形モードが扱いやすく、使用頻度が多いです。多角形モードやなげなわモードは変形するポイントを絞りたい場合などに使うことがあります。

まとめ

変形ツールの使い方についてご紹介させて頂きました。

図形の角や一部の辺だけを伸ばしたり、縮めたりする際には欠かせない使用頻度の高い機能です。ダブルクリックで図形変形できるので、案外、基本パレットにあるツールと知らない人も多いのではないのかなと思います。

モードやオプションが多くかなり細かく編集することができますが、使用頻度としては使わないものがほとんどかと思います。

基本的には、頂点移動モードと辺の平行移動モードだけ使えるようになっておくだけで十分活用できます。